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副園長の一言<令和6年10月>
紅葉が進み、落ち葉が舞う季節になりました。子ども達は落ち葉やプロペラを拾ってカラー帽子の中に集めたり、穴の空いた葉っぱを見立てて「顔にみえる」と笑っています。また、水たまりに近づいているトンボやうろこ雲を興味深く見ている子もいて、短い秋でも色々な発見を楽しんでいる様子です。
朝と帰りの自由遊びの時間は、園庭、ホール、お部屋、製作遊びの部屋の好きな場所を選んで遊んでいます。
ホールでは長縄に長い列ができ、何回も挑戦したり、「50回跳べたよ」と教えてくれる子がいます。鬼ごっこで汗を流して逃げている子、積み木で大きなお家や車を作ってお友達とごっこ遊びを楽しんでいる子。他クラスや異年齢のお友達と遊ぶ事も増えてきて、元気な声が響いています。
製作遊びでは学年で出来る事の違いがあるので、曜日ごと分かれています。年少組も製作遊びが始まりましたが、今は色を塗ったりシールを貼るなど、平面の物を使って作って遊ぶことを楽しんでいます。年長・年中組は空き箱やストローなど、立体の物も使って自分のイメージした物を集中して作っていて、何を作ったか聞くと、詳しく教えてくれます。お家に持ち帰った時は、ぜひ聞いてあげてくださいね。
興味のある遊びを見つけるのに時間のかかる子や、遊びに参加していなくても側で見て楽しそうにしている子もいます。また、遊びの流行りも変わっていきます。そんな子ども達の変化に気づきながら、遊びの場を考えていけたら、と思います。
保育発表会の練習も波にのっています。ステージにあがると、お客様にみてもらう、という気持ちが高まり、前を向いてみんなに聞こえる声でセリフを言ったり、歌をうたっています。年長組は太鼓のリズムやセリフの“朝練”をしている子ども達もいて、やる気が感じられます。本番は沢山のお客様がいて緊張もあるかと思いますが、普段通りに発表出来たら良いな、と思います。
幼稚園で感染症の流行はありませんが、寒くなる季節は気を付けていかなくてはいけません。手洗い・うがいが一番の予防法なので、欠かさずにおこない、子どもも大人も元気に過ごしましょう。
副園長 菊地 梓
副園長の一言<令和6年9月>
秋分を迎え、日暮れの時間が随分早くなりました。日中の外遊びは、体を動かし汗をかいても、風が吹いて心地よく感じられます。お散歩に行くと、落ち葉や木の実を見つけ、大切に持って帰ってくる子ども達です。過ごしやすい気温なので、外遊びや公園遊びを長い時間楽しんでいます。
今月は幼稚園はおたる水族館遠足、キンダールームは円山動物園遠足に行きました。
子ども達は絵本や図鑑を見て当日を楽しみに待ち、実際に目の前で動く様子を見て、喜んで指をさしたり、驚いていました。年少組は春に遠足に行った時に比べ、友達と順番に並び上手に歩いており、最後まで疲れを見せずに館内を1周出来、成長した様子が見られました。おにぎりを食べながら、「楽しかったね」と話し合っている姿がほほえましかったです。
10月にお店屋さんごっこがあり、各クラスで品物づくりを進めています。何屋さんにするかは子ども達と先生が話し合いで決め、お金やお財布作りをしながら当日を楽しみにしています。事前にお店屋さんごっこ遊びをして、売り買いの仕組みを覚えたり、沢山売れる様に丁寧に品物を作っています。廃材を工夫して取り入れたものや、子ども達の好きなキャラクターのイラストが描かれたもの、色合いが考えられたものなど、各お部屋の前には魅力的な品物が並んでいて、子ども達は「何を買おうかな」とうきうきした様子で見ています。
保育発表会の練習も少しずつ始まり、新しい事を覚えるのに子ども達は意欲的です。
1人ひとりの興味は違うので、意欲を引き出せるように先生方は子ども達に声を掛けています。子どもも先生も一緒に過程を楽しみながら練習が進むと良いな、と思います。
また、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、衣服の調節や体調の変化など、子ども達の様子を見ていきたいと思います。
副園長 菊地 梓
副園長の一言<令和6年8月>
夏休み期間が終わり、2学期の始業式をおこないました。約1か月ぶりにクラスの子ども達が登園し、ホールやお部屋は賑やかな声であふれています。
休み中は、怪我や事故のお知らせはなく、始業式で笑顔の子ども達に会えて安心しました。
夏休み期間中、にじいろくらすでは朝からにじいろでの遊びが始まり、学期中のクラス活動とは違う時間での生活でしたが、子ども達はすぐに慣れ、お散歩や水遊び、製作やゲーム等、先生やお友達と楽しんでいました。
にじいろいくらすでは異年齢での関わりの時間も多く、年上の子が年下の子のお手伝いをする姿や、年少の子がお兄さんお姉さんに頼る姿、また年上の子をお手本にして出来る様になる等、にじいろくらすの生活での成長が見られた様に思います。クラス活動とにじいろクラスでの活動、幼稚園で過ごす時間がより楽しい時間となれば何よりです。
夏を過ぎて日に焼けた子、少し背が伸びた子、夏の出来事を沢山お話ししてくれる子、久しぶりに会えた子ども達の元気な顔が見られて先生方も喜んでいました。
通常保育になって、子ども達はすぐに園生活のリズムを取り戻し活動に参加しています。
2学期は遠足やお店屋さんごっこ、保育発表会、季節のお楽しみ等、行事や活動が目白押しです。楽しむのはもちろん、行事の意味を子ども達に伝え、その時の子ども達の気持ちを受け止めながら進めていけたら、と思います。
もう少し気温の高い日が続きますが、園でも引き続き熱中症対策や感染予防に努めながら、保育を進めてまいります。
2学期も保護者の方々にはご協力を頂く事があるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
副園長 菊地 梓
副園長の一言<令和6年7月>
7月に入り暑い日が続いています。30度を越える真夏日が多く、暑過ぎて心配になるような日もありました。
子どもたちはドリームビーチに行ったり、中庭で水遊びを存分に楽しみました。
水をかけ合い大喜びで遊ぶ子供たちの微笑ましい姿がたくさん見られ、キンダールーム、I組の小さなお友達はプールに水を張り、おもちゃを浮かべたり、ジョウロで水をかけて楽しみましたよ。
年少、年中、年長さんは水鉄砲で水を掛け合い、年長さんは特に遊びがダイナミックで頭からびしょ
濡れで楽しい笑い声が響いていました。
幼稚園は夏休みに入りましたが、キンダールーム、にじいろクラスのお友達はまだまだ夏の遊びを
楽しんでいます。
1学期を終えるにあたり、各クラスで1学期の思い出を振り返りました。一人ひとり楽しかったこと、印象に残っている出来事を発表しました。
運動会や公園、普段行っているゲームや粘土等、子どもたちは楽しかった思い出を少し恥ずかし
そうにしながらも、お友達の前でお話してくれましたよ。
4月からを振り返ると新しく入園してきた子達は泣いていたり緊張した表情で登園していましたが、今ではお友達の名前を覚え一緒遊んだり、先生との信頼関係も築いてきました。遊びやゲームの
中では、個々の遊びから皆で一緒におこなうルールのある遊びでお友達を応援したり、少しずつ
勝ち負けも分かるようになってきました。
進級した子たちは新しい先生、友達とすぐに仲良くなるだけではなく、みんなで力を合わせ協力
したり、気持ちを伝え合い遊ぼうとする姿が見られるようになりました。先生にも自分から沢山の
お話を聞かせてくれています。
1学期の経験を経て、どの子も年齢ごとにそれぞれ成長が見られ、嬉しく思います。
年長さんは特にお泊まり会を経験し、ドキドキわくわくしながらも次の日の朝までみんなで楽しく
過ごすことが出来、自信がついたのではないかと思います。
今年は午前中から新しくなった青少年科学館へ行き、年長さんだけのお出かけを楽しみました。
これからも様々な行事や日々の生活の中の沢山のコミュニケーションを通し、成功体験や楽しい
経験を重ねていきたいです。
お家で過ごす時間が増えますが、水分を摂り体調に気を付けながら夏休みを過ごしてくださいね。
2学期の始業式、またみんなに会えるのを楽しみにしています。
主幹保育教諭 金谷 美穂香
副園長の一言<令和6年6月>
夏至を過ぎ、日に日に日差しも強くなり、本格的な夏が始まりますね。今年の6月は過ごしやすい気候で、暑過ぎないちょうど良い時期に、外に出る機会も多かったです。これからは、暑さ対策をしながらお出かけや水遊びを楽しみたいです。
先日の運動会では、お家の方々の温かい応援の中、子ども達は伸び伸びと体を動かしていました。周りには沢山のお客様がいて、いつもと違う雰囲気でしたが、練習をしてきた園庭で、それぞれの力を発揮していたと思います。
各学年で子ども達が今できる表現を考え、遊びの一環として運動会の練習をしてきました。お遊戯では、振り付けを覚えると、大きな動きで元気いっぱい自信を持って踊れるようになり、運動会当日も、お友達、先生と一緒に楽しそうに表現していました。
小さいクラスの子ども達はそれぞれの動きがとても可愛らしく、年長組は真剣な表情でリズムに合わせて動き、バルーンではクラス毎息の合った素晴らしい表現ができました。
一人ひとり表現の仕方に違いはあっても、出来る事を力いっぱい頑張る姿や、お友達を気に掛け、手をつないだり応援する姿も素敵でしたね。
久しぶりに未就園児と卒園児のかけっこをおこないましたが、予想以上沢山の小学生が集まり、迫力ある走りを見せてくれました。先生方も久しぶりに元気な子ども達に会えて、嬉しかったです。園児と一緒に運動会を盛り上げてくれました。
また、親子競技では、子ども達に負けない位、お家の方々の笑顔も素敵でした。
運動会が終わり、以前よりも動きが大きくなっている子ども達です。活発になり、ホールや外で体を動かして遊ぶことを楽しんだり、お友達同士声を掛け合って遊んでいます。残りの1学期、水遊びやお楽しみ会、公園へお出かけなど、まだまだ楽しい行事が沢山あります。これからはより開放的になるかと思うので、事故や怪我の無いよう、約束事を伝えながら、夏の遊びを楽しんでいきたいです。
副園長 菊地 梓
副園長の一言<令和6年5月>
日が長くなり、外の気温は過ごしやすい季節となりました。
日中、園庭や近くの公園で遊ぶ時間が多くなり、子ども達の体力も徐々についてきています。
外で日の光を浴びて、元気いっぱい遊んでいます。
外での活動が増え、お散歩に出かけたり、幼稚園の畑にひまわりや野菜の苗を植え毎日水やりをして成長を楽しみにしています。
また、アリや蝶など、虫を見つけて追いかけたり、先生やお友達と鬼ごっこをして体を沢山動かして遊んでいる子も多いです。
体を十分動かす事で、気分を発散したり体幹が鍛えられるので、外で過ごしやすいこの時期に、沢山戸外遊びができると良いな、と思います。
運動会の練習も少しずつ始まっています。
よーいドン!のかけっこや、音楽に合わせてのお遊戯など、子ども達にとって練習というよりは、普段の遊びとして楽しそうにおこなっています。
特に年長さんは、バルーンをを楽しみにしていたようで、先生がやり方を伝えると、すぐに覚えて上手膨らませていました。
見ていた年中少さんや先生から拍手をもらっていました。
「やりたい」という思いが強いと、集中力を発揮する子どものパワーは凄いなあ、と改めて感じました。
各クラスの生活もすっかり落ち着き、朝は笑顔でお部屋に入ってきたり、給食の時は同じテーブルのお友達と楽しそうにお話しをする姿も見られるようになりました。
自分からお話しをしたり、お友達を誘ったりと、子ども達にとって幼稚園が安心できる場所になり、行動範囲も広がっているようです。
これからは楽しい事はもちろん、お友達と時にはぶつかることもあるかと思いますが、その時々で折り合いをつけながら乗り越えていく経験を積んでいけたらと思います。
最近は園での感染症の流行はありませんが、小さい子ども達の生活は、密接する事や飛沫での感染が起こりやすいです。
手洗い・うがいが一番大切な予防方法と言われていますので、お家でも引き続き習慣として頂き、風邪症状や体調不良の時は、病院の受診をお願いいたします。
副園長 菊地 梓
副園長の一言<令和6年4月>
札幌も桜の開花宣言が発表され、連休中には満開を迎えそうです。ピンク色の綺麗な桜を見ると、春の訪れを実感します。桜をはじめ、これから子ども達と様々な草花や自然を、お散歩やお出かけで見つけていくのが楽しみですね。
入園式、始業式から3週間程経ちました。新しいお部屋、先生、お友達との新学期、子ども達のわくわくした気持ちが伝わってきました。
進級組の子ども達は、1つお兄さん、お姉さんになった事を実感し、身の周りの用意を自分の力で頑張ったり、先生のお話を聞く姿も立派に見えます。年中組の子ども達は、2階のお部屋になった事が嬉しいようで、「下のお部屋にはいなかったでしょ、2階のお部屋になったからね」と得意そうに教えてくれました。
キンダールームや満3歳児だった子ども達は、用意やお片づけを立派にして、新しいお友達のお手本になっています。
年長組は、同じコースの小さいお友達と手をつなぎ、お部屋までつれて行ってくれたり、体をかがめ同じ目線で優しく話しかけている子もいました。新しい環境に少し緊張しながらも、周りをよく見て落ち着いて活動に参加しています。
新入園の子ども達は、朝の歌や給食の歌を先生を見ながら真似して歌ったり、お友達と汽車ポッポをして園内を探検したりと、日々新しいお楽しみを経験しています。
今年は泣いている子も少なく、先生と手遊びをしてにこにこ笑顔になったり、お名前を呼ばれると、手をあげて上手にお返事をしています。
これから活動範囲が広がると、より活発に遊びが発展していくと思います。
子ども達には想像を膨らませ、自分で考えたり自由な発想でチャレンジできる環境を作ってあげたいと思います。子ども達が選択して遊びをつくっていけるよう、日々の遊びを振り返っていきたいです。また、幼稚園は集団生活なので、安全に遊べる約束やお友達との関わり方があり、毎日の生活の中で気づいていける様に先生は援助をしていきます。なによりも、子ども達にとって「幼稚園は楽しいところ」と感じられるよう、遊びを見守っていきたいと思います。
ご家庭の皆様には行事、活動など様々な面でご理解、ご協力を頂く事になるかと思いますが、1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
副園長 菊地 梓
副園長の一言<令和6年3月>
春分の日が過ぎ、ほっとするあたたかい日が増え、雪解けが進んでいます。
園庭はまだ沢山の雪が残っていますが、日差しはすっかり春ですね。
春休みはにじいろくらすの子ども達が、他クラス・異年齢のお友達との遊びを楽しんでいます。
3月15日に修了式、16日に卒園式があり、年度の区切りを迎えました。
修了式で園長先生のお話を聞いている子ども達は、
4月の頃よりも落ち着いた表情で理解しながら聞いている様子でした。
1つ上の学年に進級する事でお兄さん、お姉さんになるのだな、
という気持ちが強くなる様で、一人ひとりの顔もしっかりして見えました。
特に、幼稚園で一番大きなお兄さん、お姉さんになる年中さんはその期待も大きいのではないでしょうか。
今まで年長さんが取り組んでいた活動を見ているので、
いよいよ自分達ができる、という期待もあると思います。
そんな子ども達を見ていると、4月から来る新しいお友達に、
きっとみんな優しくしてくれるのだろうな、と思います。
卒園式の年長さんの姿は、とても立派でしたね。
卒園証書を受け取る姿、お家の方に見せる姿、心を込めて歌う姿、
どの子ども達も自信を持ち堂々としていました。
卒園式は大切な式、という事を子ども達はよくわかっている様で、
練習の時から真剣に参加していました。
お家の方、先生、お友達に見守られながら温かい雰囲気での卒園式が出来、みんな幸せでした。
年長さんの真剣に取り組む姿、優しい心、楽しいところは山王幼稚園の子ども達に引き継がれていきます。
ありがとうの気持ちでいっぱいです。
山王幼稚園での経験はこれからの子ども達の成長の力にもなると思います。
いつまでも優しい子ども達でいて欲しいです。
小学校へ行って心配な事があれば、いつでも幼稚園に来てくださいね。
お話を聞かせてください。先生たちはずっと応援しています。
今年度は各行事がコロナ禍前に戻り、お家の方々には沢山のご理解、
ご協力を頂き無事終えることができました。本当にありがとうございました。
また、卒園のお家の方々、今まで山王幼稚園の教育、保育にご理解を頂きまして、
ありがとうございました。
副園長 菊地 梓
副園長の一言<令和6年2月>
例年にない気温の高い日があり、このまま春が来て欲しいな、と思っていてもまた雪が降り、
路肩の雪山が大きくなりました。
今年は天気と雪質が良い状態の日が多く、
園庭で雪遊びを楽しむ子ども達の元気な声が響いています。
今年度のクラス活動も残すところ半月になりました。
子ども達は4月から一緒に遊んできたお友達や先生と遊びを深め、安心して自分らしさを発揮しています。
子ども達の会話や遊びの様子を見ていると、
相手の考えを受け入れながらも自分の気持ちをお話しできるようになったり、
困っているお友達に手を差し伸べてくれる子もいます。
そんな自然な子ども達の姿を見かけた時は、いい瞬間に一緒に居られた、と嬉しくなります。
年少さんもいつまでも「小さいお友達」ではありません。
「ぼく4さい」とお兄さんになった事を教えてくれる子がいると、
周りの子ども達も「わたしも4さい」と口々に胸を張って教えてくれます。
1つ大きくなる事がとても嬉しいと伝わってきます。
また、満3歳のお友達のジャンパーを着るお手伝いをしてくれたり、
泣いているお友達にティッシュを渡してくれる子もいて、
幼稚園でお兄さんお姉さんにしてもらった事を、今度は自分がしてあげたいのだな、と思いました。
こうしてお友達の優しさが繋がっていくのですね。
年長組の部屋から卒園の歌が聴こえてきます。
歌声から、心を込めて歌っているのが伝わってきます。
3月には卒園する年長さんと、年中少さんのお別れ会があり、
子ども達は、コースやにじいろくらすで仲良くなったお友達に
思いを込めて内緒でプレゼントを作っています。
一緒に遊ぶ時間はあと少しですが、毎日楽しい時間を過ごして欲しいです。
また、それぞれの学年でこの1年を振り返りながら、
就学、進級に向けて期待が膨らんでいくと良いな、と思います。
副園長 菊地 梓
副園長の一言<令和6年1月>
今年は年明けから様々な悲しいニュースもあり
どんな一年になるのか少し不安になる始まりでした。
3学期を迎え、子どもたちは変わらない笑顔と元気な姿を見せてくれ、気持ちが温かくなりました。
休み明け早々の荒天による自主登園にご協力ありがとうございました。
吹雪の園庭を見て子どもたちは、「早くお外で遊びたいな」「新しいソリをもってきたよ」と、
窓の外を見つめ雪遊びを心待ちにしていました。
天気の良い日には早速外に出てそり滑りをしたり、雪玉を作って遊んでいます。
北海道ならではの冬の遊びを目一杯楽しみたいですね。
久しぶり子どもたちに会うと、あまり自分の話をしなかった子が大きな声で挨拶をして、
「聞いて聞いて」と喜んでお話をしてくれたり、
今まで1 人遊びを楽しんでいた子が友達の手を引いて走り回っていたりと、
お休みの間にもみるみる成長しているんだなと嬉しく思います。
お友達や自分より小さい子を心配してお手伝いをしたり
優しく声をかけている様子が子ども同士のやり取りの中で自然にできるようになり、
特に朝 年長さんが年少さんをお部屋まで送り、
ジャンパーを脱いでコップやタオルを出すまでの朝の準備が終わるまで
様子を見てくれている所をよく目にします。
「これはできる?」「やってあげようか?」と、
気遣いながら手を貸してくれる姿はとても微笑ましいです。
家と園では様子が違うと懇談会などでよく聞きますが、
子どもたちはそれぞれの環境を使い分け上手に成長しているんだと思います。
園での生活では楽しんで生活している中でも大人の目に見えている以上に頑張っていたり、
挑戦したり、時には我慢していることもあります。
集団生活のなかで成長するためにとても大切な事で、自然と身についたり先生達が促していますが、
それは家庭での生活が安定して充実しているからこそです。
幼稚園で学んだり考えたりしたことを家に帰って話したりやってみたり
褒められる事で子どもたちは驚くほど成長していきます。
そのためにも幼稚園とご家庭で力を合わせて育んでいきたいですね。
主幹保育教諭 金谷美穂香