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2023年4月

2023.04.28

副園長の一言<令和5年4月>

桜が次々と開花し、満開の木を見ると札幌にも春がきた、と嬉しくなります。
最近は入園・入学式の服装で写真撮影をしている姿も見られ、
桜の前でみんな素敵な笑顔です。
開花時期は短いので、天気の良い日が続けば良いなと思います。

新年度がスタートして3週間が過ぎました。
子ども達は新しいクラスの生活にも慣れてきて、気持ちも落ち着いてきています。
新入園のクラスでは、お家を思い出して涙が出てしまう子やお部屋の隅にいる子、
表情が硬い子がいましたが、1週間が過ぎる頃には笑顔が見られるようになったり、
先生のそばに来て一緒に遊ぶ姿が見られるようになりました。
それでも給食の時にまた涙が出てしまう子もいますが、
少しずつ〝幼稚園での楽しい事″が分かっていきますので、
その子その子のペースに合わせて焦らず様子を見ていきたいと思います。
クラスでは先生のお話を上手に聞けるようになったり、
朝の歌をかわいい振り付けで踊ったりと、新しい事を少しずつ覚えています。
集団での生活や遊びも体に馴染むまで時間が必要だと思いますので、
これから楽しい事、嬉しい事、困った事、嫌な事など色々経験していく中で
園生活を楽しく過ごしていけると良いなと思います。

進級組の子ども達も最初は昨年のお部屋を見に行ったり、
新しいお部屋に入るのに緊張している子もいましたが、
新しいクラスの先生の名前をすぐに覚えて呼んだり、
園庭やホールでも伸び伸び遊ぶ姿が見られます。
また、新入園のお友達の制服を着るお手伝いをしてくれたり、
おもちゃを貸してくれたりと、小さい子ども同士でもお兄さん、
お姉さんの姿が見られ、とても頼もしく、かわいらしいです。
「小さくてかわいいね」とお話ししている子もいました。

そんな子ども達の関わりを見ていると、
集団生活での刺激はとても大きいのだろうな、と思います。
お家では子ども達のお話を聞いてあげてくださいね。
お話を聞いてもらうことで、自己肯定感がつきます。
幼稚園でお友達や先生と遊び、安心できるお家に帰る。
幼稚園とお家での子どもの様子は違うかもしれません。
身の周りの事など幼稚園で頑張っている事が沢山あります。
お家では子ども達を認め、沢山甘えさせてあげてください。

新型コロナウイルスが5類に引き下げとなり、
行事も見直しながら進めてまいります。
ご家庭の皆様には適時ご対応、ご協力を頂く事になるかと思いますが、
1年間どうぞよろしくお願い致します。

副園長 菊地 梓