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2023年2月

2023.02.28

副園長の一言<令和5年2月28日>

2月前半は大雪の日もありバスの運行が心配な日もありましたが、
後半になるとプラス気温の日もあり一気に春が近づいたように感じます。

年長の部屋からは卒園の歌が聞こえてきます。
昨年担任をしていた子どもたちもあっという間に卒園の時期となり、
こんなに話が聞けるようになったんだ、
お友達に自然と優しく接することが出来るんだ、
と年長になりお兄さん、お姉さんになった姿を日々目にします。
もう少しでお別れという少し寂しい気持ちと、
成長を嬉しく思う気持ちで胸がいっぱいになり、
目頭がつい熱くなってしまいます。
先生たちは「クラスもあと少し」「最後の〇〇」という言葉をよく使う時期です。
「先生と離れたくない」「小学校に行くのドキドキする」と話しをする子もいます。
少し心配をする子もいますが、子どもたちは環境の変化があっても
その中に楽しいことを見つける力が身に付いています。
友達と一緒に過ごしたり顔を合わせるだけでとても表情が明るくなります。
人との関わり合いの中で沢山のことを吸収し成長しているのだと改めて感じます。

年中少のお友達も、進級しクラスが替わることをそれぞれ感じているようで、
より一層クラスの友達との遊びや関わりが深まっています。
「また〇〇ちゃんと一緒がいいな」
「次は階段をのぼってお部屋に行くよ」と楽しみにしていました。

キンダールームのお友達は年少になってから使うお部屋やトイレに行き
少しずつ新しい生活になっていくことを伝えています。
それぞれの学年で期待が高まっているようです。

子ども達の遊びを見ていると些細なことから喧嘩になってしまう場面があります。
しかし、すぐに謝ることが出来ず意地を張ってしまうことが多いです。
この時期になるとコミュニケーションをとることや
相手の気持ちを汲み取ることが年齢相応にできる様になってきます。
悪いことをしたら「ごめんね」とすぐに謝るということは
子ども同士の日常の関わりの中で身につけていきます。
謝ると「いいよ」と許してくれたことはとても大切な成功体験になると思います。
良いことができたらよく褒め、目に余ることをしたら理解できるよう話をしていく、
正直なことをしたら結果にかかわらず褒めていくことが
これからの子どもたちを支える大きな励ましになるということを
意識して見守りながら保育を進めていきたいと思います。

主幹保育教諭 金谷