お問い合わせ

2021年6月

2021.06.30

副園長の一言<令和3年6月>

 夏至を迎え、日中の日差しが日に日に強く感じられるようになりました。
外に出ると、虫を探しに土を掘ったり、飛行機や雲をお友達と見上げたり、
と自然を感じて遊んでいる子ども達です。
風の向きを感じてしゃぼん玉をふくらませ、
虹色に揺れるしゃぼん玉に手を伸ばして笑っています。

 数人でしゃがんで丸くなっている子ども達の中心には、たいてい虫がいます。
後ろからのぞいてみると、子ども達はありをつまんでみようとしたり、
いもむしに葉っぱのお布団をかけてあげたり、草を食べさせようとしています。
興味のある子は外に出るたびに虫探しをし、発見を楽しんでいます。

 年中・年長組は自然散策に行き、より沢山の自然に触れる機会があります。
緑地では卵だったサンショウウオが大きく成長しているのを見たり、
落ち葉の下から大きなカタツムリを見つけたり、
きれいな鳥の鳴き声を聞き、大人よりも先に気がついて、
「隊長!発見したよ!」と目を輝かせて教えてくれます。

 お友達が嬉しそうに見ていると、隣の子どもも「なに、なに?」と気になって見てみます。
喜びを一緒に共有したり、お互い教えあったり、新たな気づきをえられたり、
みんなで探検すると、より一層楽しく感じられます。
興味の度合いはその子によって違いますが、集団生活の中で色々な見方や考え方、
感じ方に触れられるのは、とても大切な経験だと思います。

 気温が高くなり、水遊びが楽しい時期ですね。
幼稚園でも中庭で水をかけあって笑う子ども達の歓声が響いています。
これから夏ならではの遊びをたくさんできたら、と思います。

                              副園長 菊地 梓