お問い合わせ

2020年2月

2020.02.14

園長の一言<2月>

 施設が新しくなり、1年が経とうとしています。
子どもの動線、先生の動き、教材、行事等1年経験してみなければ、わからない事、
反省があり、2年目に生かし、子どもが気持ち良く保育に参加し、
遊べる事が出来る話し合いを全職員で話し合っています。

幼稚園、小学校の学習指導要領が変わり、それについての研修を受け、本を読み、
変わったところはどこなのか、話し合いを重ねました。
”より質の高い保育は、これです。これを保育に生かすと質が上がります” は、
無いと思われます。
話し合い、研修し、質の高い保育は何が変われば良いのか、自園の考えを伝えました。
「今社会で仕事として成立しているものの47%は無くなります」といわれても
では何が無くなるのか、どんな変化があるのか、今 幼稚園にいる子どもが
社会に出るのは、約20年後です。
20年後の社会を生きる子どもに、変化は伝えられません。
何を伝えるのでしょう。
それが、それぞれの幼稚園、保育園、認定こども園の教育力、保育は
園の考え方が問われるのだと考えます。

 幼稚園は4時間の保育、そして預かり保育があります。
こども園は短時間保育、長時間保育があります。  
長時間保育は11時間です。
11時間施設内に居るという事は、家庭での親子関係、望ましい家庭の在り方を
考えると成立するのでしょうか。
月曜日から土曜日まで11時間施設に居て、育てているのは誰になるのでしょうか。
もう少し長い時間、何をしていても家庭での時間を子どもと共にあって欲しいと思います。

令和元年度も残すところ1か月程となりました。
今年は札幌雪まつりもコロナウイルスの心配があり、例年より少ない見学になりました。
インフルエンザ、新型コロナウイルス、集団生活をしている幼児の場にとっては心配です。
修了、卒園は何事もなく笑顔で迎え、そして送ってあげたい気持ちです。
皆様も体調にくれぐれもお気を付け下さい。

幼保連携型認定こども園 山王幼稚園 園長 芝木儀仁