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2023年9月

2023.09.28

副園長の一言<令和5年9月>

秋分の日が過ぎ、だんだんと日が短くなってきました。
窓から入ってくる涼しい風に秋の訪れを感じます。

園庭では遊具にとまっているトンボを見つけ、子供たちは大喜びです。
キンダールーム、年少の小さいお友達は夢中で追いかけ、
年中さんは年長さんを真似て人差し指を出して捕まえようとしていました。
年長さんはゆっくりトンボに近付いて上手に捕まえています。
年齢ごとに楽しみ方が違い、年長さんに憧れて真似をしようとする
楽しそうな姿が微笑ましいです。

先日年長のお友達が「赤とんぼの色がいつもより赤いよ、先生写真撮って!」と
声をかけてくれました。
「目も口も赤いのはなんでだろう」と考えながら目を輝かせて話をしていました。
捕まえたアリの色や大きさがいつもと違っていたり、
様々な形の木の実が落ちていると取り合いになるほど興味を持ちます。
子どもは好奇心が旺盛で大人が気づかない様々なことに関心や疑問を抱きます。
日頃見ている物の中にも小さな変化に気づいたり疑問に思ったことについて調べたり
「感じる心」をしっかり育むことはとても大事です。
答えを伝えるのではなくて、子どもの「気付き」が考える力を伸ばしていきます。
「なんで?どうして?」を見逃さず、日常のなかで子どもたちの思いを
丁寧に汲み取ってあげるために私たち大人が出来ることを考えていきたいですね。

4年ぶりにおたる水族館遠足に行きました。
「明日は水族館に行くんだよ」「サメを見るんだ」と
何日も前から楽しみにしていた子ども達。
年中長さんは館内を見学した後にイルカショーも見ましたよ。
広いプールの中を泳いで近くに挨拶をしにきたり、
迫力のあるジャンプに大興奮でした。
年少さんは近くで見る大きいカメやたくさんの魚を見て大喜びでした。
キンダールームのお友達は来週動物園に行くので、晴れると良いですね。

コロナ禍で行えなかったことも少しずつ元に戻り、
子どもたちの楽しみもまた増えたのではないかと思います。
子供たちの成長にとても大切な幼児期にたくさんの発見や学び、
経験が出来るよう日々保育を考えていきたいと思います。

主幹教諭 金谷 美穂香