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2021年5月

2021.05.27

副園長の一言<令和3年5月>

園庭の桜やチューリップ、藤の花が次々と咲き、新緑の季節を迎えました。
過ごしやすく気持ちの良い季節ですが、
北海道では新型コロナウイルスの感染が拡大し、
身近でも感染の話が聞かれるようになりました。
現在、山王幼稚園の園児、保護者様の感染の連絡は入っていませんが、
札幌市の感染者数を見ると、毎日心配です。

 幼稚園での子ども達を見ると、咳が出る時は口を押さえたり、
手洗いの時は指先や爪も丁寧に洗ったり、忘れずに消毒をしたりと、
感染予防が身についているな、と思います。
子ども達が降園した後は、
使った遊具や椅子などを先生たちが毎日消毒をしています。
様々な対策で、昨年に引き続き、
毎年流行る感染症に罹患する子どもが本当に少ないです。

 幼稚園の生活リズムにも慣れ、子ども達が出来る様になった事も増えてきました。
学年によって、新しい活動が始まったり、
近くの公園まで遊びに行ったりと、活動範囲も広くなってきました。
友達との関わりも見られるようになり、
年少組ではお帰りの用意の時にお友達の制服を持ってくる子、
お友達が泣いているとティッシュを出して頭をなでてくれる子、
等ほほえましい場面もあります。

 クラスのお友達以外にも、同じバスコースの異年齢の
子ども達の関わりも増えてきました。
年長さんが年少さんのボタンをしてくれたり、
朝玄関で汽車ポッポになってお部屋までつれて行ってくれたりと、
先生がお願いしなくても、子どもたち同士で考えて行動にうつしています。
子ども達のそんな素敵なやりとりが毎日変化していくので、
先生達は見逃せません。

 新型コロナウイルスの収束が見えない中、
今出来る活動、行事がおこなえると良いな、と考えています。
子ども達には今しか出来ない経験をなるべくさせてあげたいと思いますので、
方法や内容を変えながら、保育を計画していく1年になると思います。
保護者の皆様には適時対応をお願いする事になり、
ご心配をお掛けすると思いますが、
ご理解、ご協力を、どうぞよろしくお願い致します。

                    山王幼稚園副園長  菊地 梓