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2021.09.29

副園長の一言<令和3年9月>

 秋分の日を迎え、季節の移り変わりを感じます。

空は高く気温が低くなり、手稲山も紅葉が始まりました。

先生のお話を聞いて、または自分の肌で感じたり、目や耳に触れ、

夏とは違う季節の変化を子ども達も感じています。

 最近、保育中の先生からこんな声が聞こえてきます。

「前は出来なかったのに」「こんなに出来るようになったんだね」

つぶやきは、たとえば子ども達が製作をしている時や園庭で遊んでいる時、

クラスでゲームをしている時などです。

製作でより細かい事が出来るようになっていたり、縄跳びが跳べるようになったり、

ゲームのルールを理解して楽しめるようになっていたり、1学期とは違う成長が垣間見えます。

先生の驚きや励ましの声を聞き、子ども達は嬉しそうにして、

より張り切っておこなったり、やる気を出しチャレンジしています。

 

 幼児期は色々な事に触れ、経験する中で自分の好きなものに気づいたり、夢中になれる事を見つけます。

最初は苦手意識がある事も、周りから刺激を受けたり、やってみて好きになり、自信を持てる子もいます。

幼稚園ではきっかけになる言葉がけや環境を考え、

子ども達の遊びが広がる場となれば良いな、と考えています。

 

 9月24日、25日は研修会がありました。

24日は姉妹園なかのしま幼稚園の理事長先生から、統合保育についてのお話をお聞きし、

両園の創立の背景や支援児への保育の取り組みなど、改めて学び振り返る園内研修となりました。

25日は北海道の研修会で、各園リモートでの参加となり、

乳幼児教育におけるSDGsの在り方について講演を聞きました。

 日頃の保育を見つめなおす機会になり、また、保育事例を聞き、

子ども達の主体性を伸ばす保育の在り方やプロセスを大切にする

保育の方法について考える機会となりました。

24日はお時間を頂きまして、ありがとうございました。

 10月は運動会や動物園遠足があり、保育発表会の練習も進んでいきます。

まずはみんなが元気に、そしてお天気にも恵まれると良いな、と思います。

                               副園長 菊地 梓

2021.08.31

副園長の一言<令和3年8月>

 2学期が始まり、1週間程がたちました。

夏休み期間中は、にじいろくらすで子ども達が夏の暑さに負けず、元気に遊んでいました。
にじいろくらすのお友達や先生と遊んだり、お昼ごはんを食べる時間は、
クラスの保育とは違うまた新鮮な空間だったのではないでしょうか。

 今年は猛暑日が続き、大人も子どもも外での活動を控えたり、
いつも以上に水分補給をするなど、熱中症予防に気をつかいました。
まだまだ汗をかく日があるので、引き続き気を付けなくてはいけませんね。

1か月の夏休み期間中、各ご家庭から事故や病気の報告がなく、安心しました。

子ども達は、休み明けも変わらない笑顔を見せてくれています。
徐々に園生活の流れを取り戻しています。
クラスのお友達や先生に、お休みの時の出来事を伝えあったり、
「今日の給食はゼリーがでるんだよ」「明日お当番だよ」など、嬉しい事をお話ししてくれます。

2学期は1学期よりも子ども同士の関わりが増え、つながりが深まります。
幼稚園生活の中では、楽しい事もあれば納得のいかない事、
充実感を得られる事や悲しい事などがあります。
子ども達は、その時々の自分の気持ちを受け止め、
外に表現出来る時もあれば、折り合いをつけていく時もあります。

お家では、そんな子ども達のお話をたくさん聞いてあげてくださいね。
子ども達は、お話を聞いてもらうと、とっても嬉しいです。

 新型コロナウイルスの変異株感染が広がり、感染者も低年齢化しています。
札幌でも小学校の学級閉鎖や保育施設での感染のニュースを聞き、心配です。
運動会や動物園遠足が延期になりましたが、
今後の状況により、また変更を余儀なくされる場合もあります。
その都度ご対応をお願いする事となりますが、
2学期も引き続ぎご協力の程、よろしくお願い致します。

                              副園長 菊地 梓

2021.07.21

副園長の一言<令和3年7月>

 気温が30度を超える日が続き、夏真っ盛りとなりました。

7月に入ってから、子ども達はシャツとパンツ姿になり中庭で水遊びを楽しんでいます。

 キンダールームの子ども達は、水を張ったたらいに浮かべたおもちゃで遊んだり、

ジョウロで水をかけあって笑っています。

年少・年中・年長と年齢が上がるにつれ、遊び方もダイナミックになり、

水鉄砲でお友達を追いかけながら水をかけあい、色んな所から歓声が響いています。

そして先生も子ども達に負けないくらい水浸しになって遊んでいます。

暑い毎日ですが、夏の遊びを体いっぱい楽しんでいます。

 水遊びの他にも、各学年の年齢に沿った遊びも行っています。

年長組は和太鼓遊びや鉛筆遊びが始まり、年長になってから出来る活動に意欲的に取り組んでいます。

和太鼓は、年少さんから見ていた遊びなので、いよいよ自分たちが出来る、と表情は真剣です。

 年中組は大きなお菓子怪獣を作ったところから始まり、怪獣の住むジャングルを作ったり、

カメラを作ってジャングル探検をしたりと、手作りの遊びを発展させ、

他学年の子ども達も「楽しそう!」と見ていました。

 年少組はみんなでするゲームのルールを少しずつ理解して、自分で動けるようになったり、

「がんばれ」とお友達を応援する姿が見られ、

個々の遊びから集団での遊びも楽しめるようになってきました。

これから勝ち・負けも分かるようになると、より友達との関わりが深くなったり、

遊びの楽しさが分かってくるのではないかと思います。

 1学期の終業式をむかえ、4月から始まったクラスもそれぞれまとまりが出来てきて、

先生やお友達との関わり、信頼関係が出来始めたところです。

年度始めの緊張感も抜け、本来の自然な笑顔が見られたり、

子ども達からお話を聞かせてくれるようになりました。

2学期はより沢山の行事や活動があるので、今から楽しみです。

 お家の方々には各行事の変更や感染予防対策にご理解、ご協力を頂き、ありがとうございました。

子ども達が毎日笑顔で登園できたのも、お家の方に温かく見送られ、

安心して幼稚園に向かえたのだと思います。

2学期にまたみんなそろって、元気にご挨拶できる日を楽しみにしています。

お家で過ごす時間が増えますが、子ども達、ご家庭の皆様、元気でお過ごしください。

                  幼保連携型認定こども園 山王幼稚園 副園長 菊地 梓

2021.06.30

副園長の一言<令和3年6月>

 夏至を迎え、日中の日差しが日に日に強く感じられるようになりました。
外に出ると、虫を探しに土を掘ったり、飛行機や雲をお友達と見上げたり、
と自然を感じて遊んでいる子ども達です。
風の向きを感じてしゃぼん玉をふくらませ、
虹色に揺れるしゃぼん玉に手を伸ばして笑っています。

 数人でしゃがんで丸くなっている子ども達の中心には、たいてい虫がいます。
後ろからのぞいてみると、子ども達はありをつまんでみようとしたり、
いもむしに葉っぱのお布団をかけてあげたり、草を食べさせようとしています。
興味のある子は外に出るたびに虫探しをし、発見を楽しんでいます。

 年中・年長組は自然散策に行き、より沢山の自然に触れる機会があります。
緑地では卵だったサンショウウオが大きく成長しているのを見たり、
落ち葉の下から大きなカタツムリを見つけたり、
きれいな鳥の鳴き声を聞き、大人よりも先に気がついて、
「隊長!発見したよ!」と目を輝かせて教えてくれます。

 お友達が嬉しそうに見ていると、隣の子どもも「なに、なに?」と気になって見てみます。
喜びを一緒に共有したり、お互い教えあったり、新たな気づきをえられたり、
みんなで探検すると、より一層楽しく感じられます。
興味の度合いはその子によって違いますが、集団生活の中で色々な見方や考え方、
感じ方に触れられるのは、とても大切な経験だと思います。

 気温が高くなり、水遊びが楽しい時期ですね。
幼稚園でも中庭で水をかけあって笑う子ども達の歓声が響いています。
これから夏ならではの遊びをたくさんできたら、と思います。

                              副園長 菊地 梓

2021.05.27

副園長の一言<令和3年5月>

園庭の桜やチューリップ、藤の花が次々と咲き、新緑の季節を迎えました。
過ごしやすく気持ちの良い季節ですが、
北海道では新型コロナウイルスの感染が拡大し、
身近でも感染の話が聞かれるようになりました。
現在、山王幼稚園の園児、保護者様の感染の連絡は入っていませんが、
札幌市の感染者数を見ると、毎日心配です。

 幼稚園での子ども達を見ると、咳が出る時は口を押さえたり、
手洗いの時は指先や爪も丁寧に洗ったり、忘れずに消毒をしたりと、
感染予防が身についているな、と思います。
子ども達が降園した後は、
使った遊具や椅子などを先生たちが毎日消毒をしています。
様々な対策で、昨年に引き続き、
毎年流行る感染症に罹患する子どもが本当に少ないです。

 幼稚園の生活リズムにも慣れ、子ども達が出来る様になった事も増えてきました。
学年によって、新しい活動が始まったり、
近くの公園まで遊びに行ったりと、活動範囲も広くなってきました。
友達との関わりも見られるようになり、
年少組ではお帰りの用意の時にお友達の制服を持ってくる子、
お友達が泣いているとティッシュを出して頭をなでてくれる子、
等ほほえましい場面もあります。

 クラスのお友達以外にも、同じバスコースの異年齢の
子ども達の関わりも増えてきました。
年長さんが年少さんのボタンをしてくれたり、
朝玄関で汽車ポッポになってお部屋までつれて行ってくれたりと、
先生がお願いしなくても、子どもたち同士で考えて行動にうつしています。
子ども達のそんな素敵なやりとりが毎日変化していくので、
先生達は見逃せません。

 新型コロナウイルスの収束が見えない中、
今出来る活動、行事がおこなえると良いな、と考えています。
子ども達には今しか出来ない経験をなるべくさせてあげたいと思いますので、
方法や内容を変えながら、保育を計画していく1年になると思います。
保護者の皆様には適時対応をお願いする事になり、
ご心配をお掛けすると思いますが、
ご理解、ご協力を、どうぞよろしくお願い致します。

                    山王幼稚園副園長  菊地 梓

2021.04.28

副園長の一言<4月>

日差しや風がやわらかく感じられ、芽吹いた草花が春の訪れを教えてくれます。
新年度が始まり2週間が過ぎました。
新生活にワクワクと緊張の気持ちがあった子ども達ですが、
ずいぶん慣れてきたようです。

進級の子ども達は、お友達を見つけ遊びに誘いあったり、
すぐに先生の名前を覚え、お話を聞かせてくれます。
ひとつお兄さん、お姉さんになった喜びが伝わってきます。
活動にも張り切って参加している子が多いです。

新入園の子ども達は、少しずつ“幼稚園は楽しい所”と思えるようになってきた子、
ふとした時に「お家に帰る」「ママに会いたい」と涙が出てしまう子、
お部屋に入るとすぐにおもちゃで遊び始める子、と様々です。

初めてお家の方と離れる子にとっては、まだまだ園での生活は不安です。
毎日の園生活で、お名前を呼ばれて返事ができるようになったり、
先生と一緒に絵本を見たり、園庭でお友達と一緒に走ったり、と色々な事を経験し、
楽しいと思える時間が少しずつ増えていきます。
朝泣いていても、幼稚園で1日中泣いている子はいません。
困っている時には、先生が隣でお話をしています。
おもちゃの片付けやお帰りの用意をがんばっています。
連休明けはお家がいい、と言う子もいると思いますが、
朝は「いってらっしゃい!」と送り出してあげて下さい。

新型コロナウイルス感染拡大が心配です。
できる予防はしっかりと徹底し、免疫力を落とさないように
気を付けていきましょう。

                           副園長 菊地 梓

2021.03.22

副園長の一言<3月>

日中の日差しが暖かく、春のにおいを感じるようになりました。
園庭の雪も徐々に少なくなっています。
令和2年度の修了式、卒園式が終わりましたが、幼稚園ではにじいろくらす、
キンダールームの子ども達の元気な声が響いています。

コロナ禍の1年となった今年度は、通常の行事・遊びを制限される1年となりました。
感染予防対策や子ども達の健康をまず1番に、出来る遊びや今年は出来ない遊び、
やり方を変更する遊び等を考え、今の子ども達に出来る遊びをおこなってきました。
外での活動やバスに乗ってのお出かけの機会を増やしましたが、
今年はどの学年も天候に恵まれ、午前中いっぱい楽しんで幼稚園に帰ってきました。

子ども達は新しい生活習慣にもすぐに慣れ、
子ども達の方から「熱計らないの?」と聞いたり、
上手な手の洗い方をお友達や先生に教えてくれました。
先生たちが毎日保育後に遊具の消毒をするのを見て、
次の日の朝、お片づけのお手伝いをしてくれる子もいました。
また、今年は様々な感染予防対策が功をなして、
幼稚園でインフルエンザや水痘、ノロウイルスなどの流行がありませんでした。
11月や2月は例年よりも欠席人数が少なかったです。

 行事内容が変わっても、毎日幼稚園で沢山のお友達や先生と
一緒に生活する日々は変わりません。
子どもの中で子は育ちます。
子ども同士の会話や遊びを通し、それぞれの思う事、受け取り方があり、
楽しく感じる時もあれば、そうではない時もあり、
毎日の心の動きが一人ひとりの成長に繋がっていくのかと思います。
クラスの先生はこの1年間、そんな子ども達の成長のお手伝いをさせて頂きました。
 
 新入園の子ども達は、初めての幼稚園生活にもなれ、
普段の笑顔をたくさん見せてくれるようになりました。
進級の子ども達は新しい遊びや新しいお友達に出会い、活動範囲がひろがりました。
4月からはそれぞれ1つお兄さん、お姉さんになる事を期待し、
修了式では園長先生のお話を聞いて、顔つきもきりっとしていました。

 年長組の子ども達は、卒園です。
沢山の事が出来るようになりました。
自分の事はもちろん、上手にお話を聞ける事、
相手の気持ちを考えてあげたり、
待ってあげられる事、そっとお手伝いしてくれる事。
山王幼稚園の子ども達は大人が関心してしまう事を自然にできる子が多いです。
お手伝いが必要なお友達は、周りのお友達の優しい空気を感じながら、
安心して幼稚園で遊んでいました。
周りのお友達は、どんなお手伝いが必要か考え、進んで手をつないでくれました。
最初は先生を見て、そのあとは自分から。
お互い山王幼稚園で過ごした経験から得られた成長だと思います。

 
 4月からはみんな新しい生活のスタートです。
子ども達も先生も、今からワクワクし、期待に胸いっぱいだと思います。
年長さんは幼稚園とは違う新しい場所での生活。
山王幼稚園の先生方はずっとみんなの事を応援しています。

 お家の方々には本当に沢山のご協力、ご理解を頂きまして本当に感謝しております。
子ども達の健康管理をはじめ、体温カードの提示や各行事でのご対応等、
皆様のご理解があり、先生方も安心して保育を進められました。
今年度、無事に終われるのは皆様のご協力のおかげです。
ありがとうございました。
 進級されるお家の方は、新年度も引き続きご協力いただくことがあるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします。
卒園のお家の方々、卒園後の新しい生活で、もしお子様の困りがありましたら、
いつでも幼稚園にご連絡をください。
今まで山王幼稚園の教育にご理解いただきまして、ありがとうございました。

                               副園長 菊地 梓

2020.11.25

副園長の一言<11月>

11月19日20日に保育発表会が終わりました。
今年は感染予防の為、見学の人数を限定し、沢山のご協力を頂いての開催になりました。

札幌市の感染状況が日に日に拡大する中、無観客でおこなうか、
または中止や日程変更を含め最後まで検討しました。
発表会の前の週におこなったリハーサルでは、どの子も期待に胸を膨らませ、
生き生きと表現をしており、とても勢いを感じました。
数日後に控えた発表会では、きっとステージ上で今までの取り組みの成果を
十分に発揮できる事と思いました。
幼児期にこの気持ちを維持できるのはほんの僅かな期間で、担任の先生もその事をよく分かっており、
当日に向けクラスの子ども達に様々な援助や声掛けをおこなっていました。
10月から発表会に向けて取り組んできた事を、
子ども達の気持ちが1番盛り上がっている時に見て頂きたい、
そしてお客様に見てもらいたいという子ども達の期待する気持ちを汲み、
日程変更をせずにおこなう事となりました。

発表会はそれぞれの出し物、表現がありますが、今までの幼稚園生活の中で育まれた
子ども達の成長を感じられた事と思います。
先生の呼び掛けにこたえる姿、お友達と力を合わせている姿、自信を持って最後まで表現する姿。
練習で覚えた事を表現しているだけではなく、園生活を送る上で身についた些細な事が土台となり、
素晴らしい表現となりました。お友達に自然に手を貸す姿、気に掛ける優しさ、目と目で合図する姿、
それらは先生が教えて身につくものではありません。
山王幼稚園での1日1日の生活で子ども達が自然と出来る様になった事です。

今年は感染予防を踏まえて、短時間で出来るだけ集合する時間が短くなるように練習しました。
例年よりも子ども達の覚えも早く、その分気持ちに余裕ができ、
ステージの上でも笑顔の子が多かったように感じます。
練習期間中は、他クラスのステージを見る機会もあり、
年少さんは年長組の太鼓の迫力に圧倒されながらも一緒に手を動かしてみたり、
年中さんはお友達が客席にいると手を振ったりと、
子ども同士お互いの発表を見る事で刺激を受けていました。

ステージ上の年長さんは、あれ?いつもの年長さん?と感じるくらいとてもりりしく、
その姿を見た年中小さんの表情からは、すごい!かっこいい!と心の声が聞こえてきました。

クラスのお友達や先生と一緒に1つのものを創り上げるまでに、より信頼関係が深まり、
出来る様になっていく喜びを感じ自信に繋がっていきました。

年少、年中組はどの子も1人ひとりの表現がとてもかわいらしかったですね。
じっと立っていた子、動いていた子、笑顔の子、緊張していた子、様々な姿があり、どの姿も素敵でした。
お客様の温かい笑顔で安心したと思います。

年長組の発表を楽しみながらも、真剣な表情、全力を出し切る姿は、
本当にどの子も格好良く、とても感動しました。
何度も練習を見ていましたが、本番はより一層輝いていました。

大きな行事を1つ終え自信を持てた子ども達です。
これからの園生活では、より自分らしさを出し、お友達や先生との遊び、
行事を楽しみ深めていけたら、と思います。

新型コロナウイルスの感染が拡大し、情勢が日に日に変わり様々な心配が身近に迫っています。

それでも幼稚園では笑顔の子ども達です。
園では毎日の予防を徹底し、その場に応じた最善の対応が出来る様、
また、今できる範囲で子ども達が笑顔で過ごせる様に保育をおこなっていきたいと思います。

お家の方々には各ご家庭での感染対策に加え、沢山のご理解、ご協力を頂き、感謝しております。
今後も急な行事変更など、引き続きご協力頂く事があるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

副園長 菊地 梓

2020.02.14

園長の一言<2月>

 施設が新しくなり、1年が経とうとしています。
子どもの動線、先生の動き、教材、行事等1年経験してみなければ、わからない事、
反省があり、2年目に生かし、子どもが気持ち良く保育に参加し、
遊べる事が出来る話し合いを全職員で話し合っています。

幼稚園、小学校の学習指導要領が変わり、それについての研修を受け、本を読み、
変わったところはどこなのか、話し合いを重ねました。
”より質の高い保育は、これです。これを保育に生かすと質が上がります” は、
無いと思われます。
話し合い、研修し、質の高い保育は何が変われば良いのか、自園の考えを伝えました。
「今社会で仕事として成立しているものの47%は無くなります」といわれても
では何が無くなるのか、どんな変化があるのか、今 幼稚園にいる子どもが
社会に出るのは、約20年後です。
20年後の社会を生きる子どもに、変化は伝えられません。
何を伝えるのでしょう。
それが、それぞれの幼稚園、保育園、認定こども園の教育力、保育は
園の考え方が問われるのだと考えます。

 幼稚園は4時間の保育、そして預かり保育があります。
こども園は短時間保育、長時間保育があります。  
長時間保育は11時間です。
11時間施設内に居るという事は、家庭での親子関係、望ましい家庭の在り方を
考えると成立するのでしょうか。
月曜日から土曜日まで11時間施設に居て、育てているのは誰になるのでしょうか。
もう少し長い時間、何をしていても家庭での時間を子どもと共にあって欲しいと思います。

令和元年度も残すところ1か月程となりました。
今年は札幌雪まつりもコロナウイルスの心配があり、例年より少ない見学になりました。
インフルエンザ、新型コロナウイルス、集団生活をしている幼児の場にとっては心配です。
修了、卒園は何事もなく笑顔で迎え、そして送ってあげたい気持ちです。
皆様も体調にくれぐれもお気を付け下さい。

幼保連携型認定こども園 山王幼稚園 園長 芝木儀仁

2020.01.31

副園長の一言<1月>

 新年を迎え、3学期が始まりました。
今年は雪が少なく暖冬ですが、園庭には子ども達に丁度良い大きさの雪山が出来、
雪遊びを楽しんでいます。
キンダールームの子ども達も中庭で先生にソリを引っ張ってもらったり、
ころんと寝っころがって雪の冷たさを感じながらほっぺたを赤くして笑っています。

 冬休み中は、にじいろくらすの子ども達の声が元気に聞こえていました。
同年齢のクラスでの保育とは違い、異年齢の関わりが多いので、
年少の子が年長のお姉さんを慕い、いつも隣に座ったり、
年長の子が小さいお友だちに折り紙を教え、
ジャンパーの着替えを手伝ってあげたり、と微笑ましい姿が沢山見られます。
お兄さんのブロックの作り方を見て技を真似たり、上手な絵を見て、
やっぱりお兄さんお姉さんはすごいなあと尊敬の眼差しで見ている年中少組の子ども達です。
踊りを踊っている子ども達を見て、ブロックで遊んでいた子ども達がカメラを作り撮影班になったり、
その様子を見るお客さんが出来、チケットを売る子ども達が加わり、、、
と遊びが発展していく様子も面白いです。

 冬休み明けは久しぶりにみんなが揃い、休み中の出来事をお友だちや先生とお話ししていました。
クリスマスや年末年始の出来事、おじいさんおばあさんと遊んだ事、お出かけした事、
等々嬉しそうに話している子ども達の顔から楽しかった様子が伝わってきました。

 ご家族での時間もゆっくり取れたのではないでしょうか。
大人にとって些細な出来事でも、一緒に笑ったり、喜んだりしたした経験は子ども達にとっては
何でも新鮮な経験です。
お家の方の笑顔を見て安心し、お家は他のどこにもない以後ごちの良い場所だ、
と思える事が、この年齢の子ども達にとって大切な事だと思います。

 新学期が始まり、子ども達もお家と園での切り替えをして、話を上手に聞いたり、
身支度をよく頑張っています。
1年のまとめの学期は、よりお友だちや先生との関わりも深くなります。
日々の成長を見逃さない様に、共に喜んでいけたらと思います。
 今年もどうぞ宜しくお願い致します。

                                副園長  菊地 梓

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