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2025.02.26

副園長の一言<令和7年2月>

2月は雪が一気に積もりましたが、日暮れの時間が伸びていき、明るい時間が増えてくると、少しずつ春に向かっているのだな、と感じます。

大人が滑っても楽しい園庭の雪山も、日々形を変え、雪質や滑る場所によって違う滑り心地を楽しんでいます。すぐ外遊びに行きたくて、つなぎを着る用意も早くなりました。

 

あっという間の3学期、今のクラスで遊ぶのも残り2週間程になりました。

年長さんは「幼稚園で最後」の遊びや活動をおこなうたびに、卒園への意識が強くなってきている様子です。1日入学や小学校の持ち物の用意の話を聞くと、入学に期待している気持ちが伝わってきます。

年中少さんはお友達や先生と会話を楽しみながら、興味のある遊びを見つけて遊んでいます。先生が話した内容を覚えていて、他の先生やお友達に教えてくれたり、お友達の話を聞いて、自分の話をしたい子が集まり、会話のキャッチボールが広がっています。相手の話に耳を傾ける姿や、どうやって意見を伝えようかと考えている様子もみられ、子ども達の成長を感じます。

 

幼児期の子ども達の成長には、いつも驚きます。今まで出来なかった事が出来るようになる、自分で気づいて行動に移せる、相手の気持ちを汲んであげられるようになる等、少し前を振り返ると沢山の成長した姿に気づきます。お家でもそんな子ども達を誉め、認めてあげている事と思います。

子どもを認める時には、結果よりも「過程」を認めてあげると、より子ども達の自信に繋がります。頑張って取り組んでいた事には、それまでの努力を認めてあげると良いですね。

「できない」とあきらめてしまう時には、「まだできないよね」と、「まだ」を付け加え続けていく事でできるようになった過去の例をあげ、励ますと「今はできるようになる過程にいる」という気持ちを育んでいけます。

また、続ける事で良くなる様子や、失敗もより良くするために生かせる、と工夫する姿を大人が見せる事で、子ども達の気づきに繋がります。

「できないこと」で落ち込むのではなく、少しでも「できたこと」に目を向けていきたいですね。

 

3月は子ども達と今年度を振り返りながら、残りの日々を楽しく過ごしていけるように遊びの様子を見ていきたいと思います。

 

副園長 菊地 梓