副園長の一言<令和7年1月>
3学期が始まり、各クラス、ホールや園庭に活気あふれる子ども達の元気な声が響いています。園庭には雪が積もり、雪山ですべって遊んだり、小さな雪だるまの頭に枯葉をのせていくつも並べて、冬の遊びを楽しんでいます。
冬休み期間のにじいろくらすでは、にじいろのお友達や先生と朝から一緒に生活し、クラスでの活動とは違う遊びや友達関係の中で楽しい時間を過ごしていました。
異年齢の関わりや、にじいろの先生の工夫ある遊びを通して、お友達との関わり方、身の回りの用意等、成長した子も多いのではないでしょうか。
始業式の日は、久しぶりに会えたお友達に嬉しそうに笑顔で挨拶をしたり、早速誘い合って手をつないでいる子もいて、休み中は大きな事故や病気がなく安心しました。
ホールで園長先生の方を見て上手にお話を聞く姿に、お兄さんお姉さんになっているな、と思いました。
久しぶりの登園でお家を思い出して涙の子もいますが、生活の流れが変わった時期なので、先生達は悲しい気持ちを受け止めながら、興味の持てる話をしたり、遊びに誘って園生活のリズムを取り戻せるように援助しています。立ち直りは早いので、これから3学期の毎日を楽しく登園できるように見守っていきたいと思います。
給食も幼稚園で楽しみにしている事の一つで、「今日の給食を見てくるね」と2階の調理室へ行くのを朝のルーティンにしている子もいます。給食は子どもによって苦手な食材が入っている事もありますが、先生の励ましの言葉を聞いて「いいところを見せるぞ」とチャレンジしたり、隣のお友達がおいしそうに食べている姿を見て、一口でも食べたり、とお家ではできない経験もあります。栄養士の先生は子ども達の食べ具合や残食を見て、味付けや切り方をアレンジし、より喜んでもらえる様に考えてくれています。行事ごとの特別メニューも毎回思考を凝らし、かわいらしい飾りつけのデザートなど、調理員の方たちは腕を振るってくれています。おいしい給食を食べる時間も、会話を楽しみながら過ごす幼稚園での温かな空間です。
3学期は一番短い学期です。今のクラスでの生活もあと少しですが、怪我なく、楽しい日々を過ごしていけたら、と思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
副園長 菊地 梓