2023年3月
副園長の一言<令和5年3月16日>
札幌にも春の訪れを感じられるような、
あたたかい日差しの日が増えてきて、気持ちも明るくなります。
新年を迎えたと思っていたら、あっという間に修了の日を迎えます。
3学期は園内で流行した感染症はなく、
クラスのお友達や先生と楽しく過ごす時間を沢山持つことができました。
先日、3年振りに全園児が集まって、お別れ会を開くことができました。
年長組と年中少組が向かい合い、お互いの顔を見ながら歌のプレゼントを贈り、
一緒に「修了の歌」を歌いました。
それぞれ練習してきた歌は、みんな上手で心がこもっていて、
コロナ禍で例年よりも歌をうたう機会が少なかったのですが、
子ども達の歌声は素晴らしく、とても感動しました。
年中さんからペンダントをもらった年長さんは、
優しく触って何度も見たり、お友達と見せ合いっこをして、
ニコニコととても嬉しそうでした。
最後の花道では、拍手をして送る年中少組も心なしかお兄さんお姉さんに見え、
また手を振る年長組を見て、卒園してしまうんだ、と改めて感じました。
ホールには子ども達の温かい気持ち、嬉しい気持ち、
新年度に期待する気持ちがいっぱいあふれていて、
先生方もとても幸せな気持ちになりました。
全園児で集まってお別れ会が出来て良かった、と思える1日でした。
年長組はいよいよ卒園ですね。
子ども達からは「早く小学校に行きたい」「卒園しても会えるよ」など、声が聞こえます。
入園の頃は、みんな今よりも小さくて丸くてかわいらしかった子ども達ですが、
随分と頼もしくお兄さんお姉さんになりました。
山王幼稚園での生活は1年2年3年4年5年とそれぞれですが、
どの子も優しく強く元気な山王幼稚園の子でした。
相手の事を思いやれる子ども達の優しい気持ちは、
毎日の園生活で自然と育まれたものです。
これからの子ども達の成長の力になる事と思います。
子ども達とのお別れはとても寂しいですが、
期待に胸いっぱいの子ども達を見ると嬉しいです。
もし小学校へ行って心配なことがあれば、
いつでも幼稚園でお話を聞きますので、遊びに来てください。
幼稚園の先生は年長さんをずっと応援しています。
年中少組は進級です。4月から新しいお友達、新しいクラスが始まります。
始業式に会えるのを先生方は準備をしながら楽しみにしていますね。
感染症が落ち着いて、行事や活動がコロナ禍以前に戻りつつあります。
また、コロナ禍だからこそ見直された活動もあるので、
今後も振り返りながら今いる子ども達に合った保育を考えていきたいと思います。
お家の方々には、感染対策をはじめ沢山のご理解、ご協力を頂きましてありがとうございました。
先生方が安心して保育をおこなえた事、大きな事故もなく無事に今年度を終える事ができるのも、
みなさまのご理解があってこそでした。本当にありがとうございました。
また、卒園のお家の方々、今まで山王幼稚園の教育・保育にご理解を頂きまして、ありがとうございました。
副園長 菊地 梓