2021年3月
副園長の一言<3月>
日中の日差しが暖かく、春のにおいを感じるようになりました。
園庭の雪も徐々に少なくなっています。
令和2年度の修了式、卒園式が終わりましたが、幼稚園ではにじいろくらす、
キンダールームの子ども達の元気な声が響いています。
コロナ禍の1年となった今年度は、通常の行事・遊びを制限される1年となりました。
感染予防対策や子ども達の健康をまず1番に、出来る遊びや今年は出来ない遊び、
やり方を変更する遊び等を考え、今の子ども達に出来る遊びをおこなってきました。
外での活動やバスに乗ってのお出かけの機会を増やしましたが、
今年はどの学年も天候に恵まれ、午前中いっぱい楽しんで幼稚園に帰ってきました。
子ども達は新しい生活習慣にもすぐに慣れ、
子ども達の方から「熱計らないの?」と聞いたり、
上手な手の洗い方をお友達や先生に教えてくれました。
先生たちが毎日保育後に遊具の消毒をするのを見て、
次の日の朝、お片づけのお手伝いをしてくれる子もいました。
また、今年は様々な感染予防対策が功をなして、
幼稚園でインフルエンザや水痘、ノロウイルスなどの流行がありませんでした。
11月や2月は例年よりも欠席人数が少なかったです。
行事内容が変わっても、毎日幼稚園で沢山のお友達や先生と
一緒に生活する日々は変わりません。
子どもの中で子は育ちます。
子ども同士の会話や遊びを通し、それぞれの思う事、受け取り方があり、
楽しく感じる時もあれば、そうではない時もあり、
毎日の心の動きが一人ひとりの成長に繋がっていくのかと思います。
クラスの先生はこの1年間、そんな子ども達の成長のお手伝いをさせて頂きました。
新入園の子ども達は、初めての幼稚園生活にもなれ、
普段の笑顔をたくさん見せてくれるようになりました。
進級の子ども達は新しい遊びや新しいお友達に出会い、活動範囲がひろがりました。
4月からはそれぞれ1つお兄さん、お姉さんになる事を期待し、
修了式では園長先生のお話を聞いて、顔つきもきりっとしていました。
年長組の子ども達は、卒園です。
沢山の事が出来るようになりました。
自分の事はもちろん、上手にお話を聞ける事、
相手の気持ちを考えてあげたり、
待ってあげられる事、そっとお手伝いしてくれる事。
山王幼稚園の子ども達は大人が関心してしまう事を自然にできる子が多いです。
お手伝いが必要なお友達は、周りのお友達の優しい空気を感じながら、
安心して幼稚園で遊んでいました。
周りのお友達は、どんなお手伝いが必要か考え、進んで手をつないでくれました。
最初は先生を見て、そのあとは自分から。
お互い山王幼稚園で過ごした経験から得られた成長だと思います。
4月からはみんな新しい生活のスタートです。
子ども達も先生も、今からワクワクし、期待に胸いっぱいだと思います。
年長さんは幼稚園とは違う新しい場所での生活。
山王幼稚園の先生方はずっとみんなの事を応援しています。
お家の方々には本当に沢山のご協力、ご理解を頂きまして本当に感謝しております。
子ども達の健康管理をはじめ、体温カードの提示や各行事でのご対応等、
皆様のご理解があり、先生方も安心して保育を進められました。
今年度、無事に終われるのは皆様のご協力のおかげです。
ありがとうございました。
進級されるお家の方は、新年度も引き続きご協力いただくことがあるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします。
卒園のお家の方々、卒園後の新しい生活で、もしお子様の困りがありましたら、
いつでも幼稚園にご連絡をください。
今まで山王幼稚園の教育にご理解いただきまして、ありがとうございました。
副園長 菊地 梓