2019年10月
副園長の一言<10月>
朝晩は冷え込む日もあり、落ち葉が舞うと秋の終わりを感じます。
10月はお休みの子も少なく、まだ感染症の流行もなく元気に過ごす子が多かったです。
気温が低くなる季節の変わり目に体調を崩しやすいので、園でも手洗いうがいを丁寧に行ったり、
衣服・室内温度の調節に配慮していきたいと考えています。
園庭では鉄棒や鬼ごっこ砂遊び、ホールではボールや積み木を使った遊び、
部屋ではお家ごっこや絵本を見たりと子ども達は様々な遊びを楽しんでいます。
年齢ごとにその内容は変わってきて、そばに先生が居た方が安心出来る子、
ブロックを使って見立て遊びをする子、役割を決めてのごっこ遊びを楽しむ子、
自分たちのルールを決めてボール遊びをする子等、様々です。
集団での遊びを楽しむ子も居れば、一人で絵本に夢中になっていたり、隣で同じおもちゃを使っていても
遊びの内容は別々の場合もあります。
「幼稚園の話をしていても、友達の名前が出てこない」と心配される事もあると思いますが、
年少、年中組ですと自分の興味のある遊びを優先したり、場面場面で遊び相手が違ったり、
一人で遊んでいても、同じ空間にいる事で安心している子も居ます。
また、そばで友達の様子を見て、笑ったり、クラスでの集団活動を通じて友だちの存在を感じ、
共感をしています。
集団生活の中では、その子その子、多様な関わり方があります。
言葉が足りず、おもちゃの取り合いになる時、口調が強く嫌な気持になったり、
つい手が出てしまう時、子ども達の遊びの中で起こる出来事は様々です。
そんな経験があって、相手の気持ちを考えられる様になったり、してはいけない事が分かっていき、
だんだん友だちと上手に付き合っていく事が出来ます。
子ども達は園生活の中で日々、沢山の事を感じ吸収しています。
夕食の時、お風呂に入っていいる時、夜寝る前の時間等、子ども達の話に興味を持ち、
耳を傾けてみて下さいね。
山王幼稚園 副園長 菊地 梓